NTE
A★★★★Cosmos#1021

エドガー

「フィネガンの通夜」

生存治療

「骨董品屋エイボン」メンバー

HP15,012
攻撃368
防御756
エドガー
居住地
骨董品屋エイボン
誕生日
10月7日
最大覚醒
6
デフォルト武器
None

最大ステータス

レベル80、フル昇華時の値

HP

15,012

攻撃

368

防御

756

ドシエ

詳細情報

よく「エイボン異象探偵団」の中で一番探偵らしい人物だと言われる。エドガーはそれを否定も肯定もしなかった。おそらく、説明するのが面倒だからだろう。本当に、心底面倒なのだ。 何しろ、これ以外にも「エイボンエース三人組」、「ハンターズ最有力若手スター」、「橋間地異象ハンターTOP3」、さらにナナリや早霧、タギド(時には鬼郎丸)がその場のノリで適当につける、威勢だけはいい無数のあだ名があるのだから。 まだあどけなさの残る小柄な少年だが、その振る舞いは年齢以上に大人びており、老成しているとさえ言える。原因は十中八九、猪突猛進な他の二人のせいだろう。ナナリと早霧が新しい手がかりを見つけて一目散に飛び出した後、エドガーはいつも深々と頭を下げて礼を言う係だ。いや、それ以上に多いのは、謝罪と精算である。 もちろん、エドガーの本来の担当は情報収集と作戦立案だ。その計画がこれまで何度厳密に守られたか——いや、結果オーライ、細かいことは気にしない!この理論を、今やエドガーは痛いほど理解している。しかし、だからといって彼が入念な準備を怠ることはない。起こり得る(あるいは、必ず起こる)不測の事態に備え、PLAN Bを用意し続けている。 遠ざかる若きハンターたちの背中を見送りながら、タギドはよく、意味ありげなふりをしてため息をつく。「将来のエドガー、第二のアドレーさんになる!」

この親にしてこの子あり

忘却も成長の一部だと言われる。大人になった人々のほとんどは、子供時代の記憶が曖昧模糊としており、まるで柔らかな光のフィルターがかかったように、ぼんやりとした断片しか残っていない。 しかし、エドガーはそうではなかった。努力して思い出そうとすれば、毎日すべてのことが脳裏に鮮明に浮かび上がる。 家族がエドガーの異能を知ったあの日も、そうだった—— 普段と変わらない、過去の毎日と何ら変わりない夕暮れ、エドガーが3歳の時のこと。仕事を終えて帰宅したパパとママ、そしてエドガーは、食卓での親子団欒を楽しんでいた。さっぱりとしておいしい料理に、パパが口頭で話す異象にまつわる面白い小話が添えられ、これ以上ないほど穏やかな時間だった。 エドガーの両親は二人ともユグアッシュ廷で異象資料の作成と管理を担当する事務員だったため、パパには常に尽きることのない話のタネがあった——それは、勤務時間中に作成し、すでに一般公開されている異象資料から着想を得て、少し脚色を加えた物語だった。 しかし、当時のエドガーはまだそんなことは知らなかった。パパが食卓で熱心に話し出すたびに、ふと顔を下げると、愛する息子の目がキラキラと輝いているのを目にする… 息子に「物語の王様」として崇拝されるなら、どれだけ残業しても報われるというものだ。 「あれ?パパが書いた資料とちょっと違うみたい?どっちが本当なの?」 エドガーが真剣にそう尋ねた瞬間から、何かが永遠に戻らないものになってしまった。エドガーのパパは、おそらくこの瞬間を永遠に忘れないだろう。しかし彼の注意はすぐに、より重要なことに向けられた。どうしてエドガーは、彼がたった今入力したばかりの異象資料を知っているんだ? 息子はいつ窓を乗り越えて走り出し、ユグアッシュ廷まで行って資料を見たというのか?こんな小さな子供にファイル閲覧の権限があるのか? その後の三十分で、パパとママはついに事態を把握した。なんとエドガーは、努力して想像するだけで(二人の大人も、そのシーンを想像しようと努力した)、多くの図書館と繋がりを持つことができ、ユグアッシュ廷の資料館も例外ではなかったのだ。エドガーはパパがどんな内容を書いたのか好奇心旺盛すぎたのだろう、思わずパパの名前を頭の中で思い浮かべた…すると、エドガーのパパが署名した異象資料が、次々とエドガーの頭の中に広がり始めたのだ… ついでに言うと、エドガーはこの能力があることをずっと前に気づいていた。おそらく生まれつきなのだろう。ただ、もっと幼い頃は、まだ文字が読めず、白い紙にびっしり書かれたものがよく理解できなかっただけなのだ。 エドガーはきっと、パパが仕事を始めたばかりの頃に、まだ拙い筆致で書いた資料も読んでしまったのだろう——いわゆる「恥ずかしい歴史」が、息子の前で全てさらけ出されてしまったわけだ。ここまで考えて、エドガーのパパは、まずは食器洗いのためにキッチンに逃げ込み、後でゆっくりと息子の異能を研究することに決めた。 「この子ったら、本当に私にそっくりだわ~私たちが初めてデートした夜も、私はパパが書いた論文を全部読破したんだからね。」 妻も彼を逃がしてはくれなかった。

エドガーは何になりたい?

天才児、噂の「模範的な子ども」、「知恵の神に祝福された少年」。 エドガーが「トウィンクル学園」を卒業して帰宅した日、我が子を連れてお祝いに押しかけた親戚一同や近所の住人たちで、エドガーの家の敷居は踏み潰されそうな勢いだった。「あなたもあの人をお手本にしなさい」と我が子に言い聞かせるために来た好奇心旺盛な大人たち。そして、親に「あの子を見習え」と耳にタコができるほど言われ、不承不承連れてこられた子どもたち。彼らが達した結論は同じだった—— 見たところ、別に何ひとつ特別ではない。 大人たちに取り囲まれたエドガーは、すでに混乱の極みにあった。自慢の高速思考をもってしても、四方八方から飛び交う話題の飛躍には追いつけない。飛び交う唾の中で、勝手にエドガーの未来予想図が描かれていく。「ゼロゴン実験室」の主席研究員、「ユグアッシュ廷」の若きスター、あるいは「異象管理局」の新局長。「にくきゅう銀行」からのオファーも悪くない。エドガーの能力なら、役員待遇だって夢じゃないだろう。もちろんその時は、斜め向かいに住む成績ギリギリの生意気な息子を、コネで引き上げてやるのも忘れるなよ… 勝手に輝かしい未来を並べ立てる大人たちは、完全に自分たちの妄想に浸っていた。まるでエドガーこそが自分たちの子どもであり、自身が叶えられず、子孫に託すしかなかった夢の数々を、彼に背負わせようとしているかのようだった。 エドガーは視線を彷徨わせたが、誰の話題にも口を挟めない。緊張のあまりマフラーを鼻まで引き上げ、その中にすっぽりと隠れてしまいたい気分だった。幸い、その時父が人混みをかき分けて近づいてきて、彼の肩をポンと叩いた。「エドガー自身は、将来何になりたいんだい?」 父の励ますような視線を受けて、エドガーは静かに答えた。 「ぼくは…ただ、『エドガー』になりたいだけ」

樹洞の外の世界

前提1:エドガーは異象を愛している。 前提2:エドガーの思考は柔軟だ。 前提3:エドガーは異象資料へのアクセス権を持っている。 ゆえに、エドガーは父や母と同じく、ユグアッシュ廷の資料館で働き、文書整理に勤しみながら、尽きることのない異象の知識を学ぶのに適している。 息子のこの推論を聞いて、母は笑いを堪えるのに必死だった。 結論が荒唐無稽だからではない。むしろその逆だ。論理は明快、導き出された結論も理に適っており、反論の余地など全くないほどだったからだ。 しかし、エドガーをユグアッシュ廷に閉じ込め、瓶底のような分厚い眼鏡をかけさせて、書類の山に埋もれさせるには、まだ早すぎる。 母も息子の願いが分からないわけではない。だが、他人の報告書を通して異象を知るより、エドガー自身の目で世界を見て、その奇妙な現象の一つ一つを自ら検証していく方が、彼のためになるのではないか? 次の角を曲がれば、どんな異象に出会うか誰にも分からない。世界にはまだ、どれほどの未知が発見を待っているのだろうか? エドガーは、母の言葉に真剣に耳を傾けた。 恐らくエドガーは、母から冒険心を受け継いでいたのだろう。一見するとかなり無茶なその提案は、こうして指切りげんまんで約束された。 母はエドガーの手を引き、目隠しをさせて地図に向かってダーツを投げさせた。 運か、運命か、あるいは縁か。こうしてエドガーの冒険——学校卒業後初となる旅の目的地が決定された。 その地こそ、ヘテロシティである。 永遠に好奇心を抱き、永遠に知識を求め、永遠に挑戦する勇気を持つこと。

運命の求人ポスター

雑踏の中に立ち尽くすエドガーは、自分がどこへ向かうべきか分からずにいた。長い時間思考を巡らせてみたものの、依然として混乱は晴れず、途方に暮れていた。 ルート計画、地図、ナビゲーション……すべて諦めた。母の言いつけ通り、このヘテロシティを「気の向くままに漫遊」しようとしたのだ。「運命的な出会いは、得てして予期せぬ時に訪れるものよ」と、母は言っていた。 だが、目的地もなく、進むべき方角も分からない状態で、本当に「縁」など見つかるのだろうか? 計画性のない行動というものが理解できないエドガーは、次の一歩を踏み出せずにいた。結局彼は、道端の屋台で小袋の餌を買い、噴水の前でしゃがみ込んでハトに餌をやり始めた。 後にエドガーがこの日を思い出すたび、母が言っていた「運命」というものが、ぼんやりと理解できたような気がした。 掌をつつく白いハトの感触。空は徐々に温かなオレンジ色に染まり、焼けた鉄のような雲が、残された青空へと侵食していく。その光景を眺めていると、どこからともなく一陣の風が吹き抜け、彼の頬を強く打った。 風と共に、一枚の紙切れが飛んできた。それは、ひどく乱雑な文字と、テレビの頭をした奇妙な生き物が描かれた求人ポスターだった。 「骨董品屋エイボン」 彼は立ち上がり、周囲を見回すと、道路標識が指し示す「半角街」の方へと歩き出した。

いつか心は通じ合う

言葉は通じないが、タギドの意図を理解するのは難しくなかった。 「タギタギー」という鳴き声のトーンと頻度、その時の表情、そして豊かな身振り手振りを総合して、エドガーはそこに込められた意味を読み取った。 「ようこそ!新しいお友達!」 異象観察日記の新たなページが、正式にめくられた。もちろん観察対象は、奇妙なテレビ頭のラッコだ。だが、エドガーの観察記録は、父や母が書くような学術的な記録とは異なる。彼が書き留めるのは、タギドのちょっとした癖、小さな奇行、ラッコ生の目標……そして、タギドと過ごす何気ない日常の数々だった。 この几帳面に整理されたノートの消費速度は、エドガーの想定を遥かに上回っていた。何しろ、途中からはページ一面がタギドの自撮り写真で埋め尽くされ、あろうことかタギドの足跡スタンプまで添えられていたからだ。あるページには、蛍光ピンクのマーカーで「タギドめ!やっぱりキミがボクのプリンを食べたな!」と怒りの書き込みがある。そして続く数ページには怪しい水濡れの跡があり(それが一体何の液体かは考えない方が賢明だ)、それは「鬼郎丸についても書いてみようか?ボクはそいつの同意は取っておいたよ」という記述のすぐ後に続いていた。 確かに、エドガーは自己表現があまり得意ではない。しかし、心が通じ合うのに必ずしも言葉は必要ない……ナナリや早霧、そしてタギドと一緒に屋根に寝転がり、星空を眺めていた時、エドガーはふとそう思った。 もっとも、言葉があった方が手っ取り早いのも事実だが——ある時、タギドと身振り手振りで長い時間やり取りした挙句、結局お互い無言で見つめ合うだけで終わった後、エドガーは心の中でそう付け加えた。